原了郭(御香煎・黒七味)2009/03/06 01:52

黒七味@原了郭
冬の京都2009(付録)

その他、自分用のお土産、進物など。

●原了郭(祇園)
元禄より一子相伝で守り伝えた秘伝の味」、我が家の常備調味料です。関東でも気の利いたお鍋のお店?とかで何回か見かけたことがあります。独特の香りで、これをかければ一流料亭のお味に!なんてことはありませんが、普段と違ったお味を楽しむことが出来ます。七味という名前ですが、むしろ山椒?いや良く分らない複雑なお味で、結構辛いらしいです(私は辛味に強いので)。和風パスタとかにもかけちゃいます。

●村上重本店(四条河原町)
漬物屋さんです。看板にも書いてある「千枚漬」が人気商品。11月~2月位のみ販売されますが、ぎりぎり間に合いました。めちゃくちゃ美味しい・・・らしいです。進物にしか使ったことなくて、自分で食べたことはないです(:_;)日持ちしないので、一人暮らしには・・・ね。

●永楽屋 細辻伊兵衛商店(烏丸御池)
手拭なんですけど、首に巻いたり、ティッシュカバーとかブックカバーとか色んな提案をしています。今回は、リバーシブルの巾着を購入。お店は何件かあるんですが、ここが落ち着いてて一番好き。ここの店員さんの「おおきに」はマイベスト「おおきに」ですw。

♪春琴@世田谷パブリックシアター2009/03/06 23:17

春琴@世田谷パブリックシアター
昨年初演、2009年1~2月のロンドン公演を経て、昨日から凱旋公演が始まった『春琴』―谷崎潤一郎「春琴抄」「陰翳礼讃」より」を観てきました。今回も前情報は出来るだけシャットアウト。深津絵里目的で行った訳ですが・・・舞台として素晴らしかったです。

※以下、ネタバレ注意!

ネタバレと言っても、「春琴抄」は誰もが知っているお話。どんな話だっけ?という方も、聞けば、あ~と思うはず。この倒錯した耽美的な世界観が、まずツボ。春琴のツンデレぶりは堪りません。でも、「陰翳礼讃」って何?と思って調べると、谷崎の随筆で日本的なデザインを綴った内容でした。それを舞台で構成とした訳ですね。真っ暗な舞台で始まりますが、その後、光と影を効果的に使っていきます。

※ここから、さらにネタバレ要注意!

盲目の春琴をどう演じるのか楽しみにしていましたが、子供時代は深津絵里が人形を操る事で表現していました。少し大きくなってからは、人間を操り、最後は・・・。演出・構成は、鬼才と言われるサイモン・マクバーニー。和楽器をBGMの基本として、人形浄瑠璃や能をイメージした表現や小道具を使ってのSEなど、日本の文化を違った形で楽しむことができました。ブラボー!

あっという間の2時間。座席も2階最前列で見やすかったし、大満足。そして、お客さんはいつものように女性客8~9割という感じでしたw。