虎白(割烹) ― 2011/02/24 00:17
お連れ様の知り合いのお勧めということで行って来ました。今回は会社の同僚4人で訪問。予約を同僚に頼んだら日時が合わず撃沈。翌日、私がいつなら予約が取れますかという感じで電話してみたら、前日同僚が断られた日時で取れてしまいました。人を見るのかw?たまたまキャンセルが出ただけだと思います。電話の応答は非常に丁寧で期待出来そうです。
お店は神楽坂を少し登って左手に入ったところ。カウンターが7席にテーブルが4卓の計25席。コースは13000円と17000円の二つ。京都なら迷わず上のコースですが
気に入れば次のお楽しみもあるので、とりあえずは下のコースをお願いしました。お酒は「田酒」を。癖がなく飲みやすい普通のお酒かなと。空き腹にアルコールを入れて回るのが早い……。
●一皿目
まずは温かいものをということで。蛤と牡蠣に聖護院大根のみぞれ。素材は小さめですが蛤の旨味が生きてます。
●二皿目
すっぽんと蓮根の春巻。さくっとした皮と蓮根にすっぽんが餡のような感じで、意外と普通に春巻です。タレは魚醤のようなアジアンな香り。
●三皿目
柔らかく炊いたもち米に帆立と板海苔を乗せたもの。寿司屋でも頂くことの多い帆立の磯辺焼きのアレンジですが、見事に昇華させた感じ。
●四皿目
ふぐのヒレのスープ。椀ものの代わりになりますがお出汁のみ。かなり濃いめのお味に感じますが旨味が濃い感じなので問題なし。
●五皿目
お造りは鰤。大葉、茗荷と一緒に岩海苔だけで頂くことも出来ます。個人的には醤油の方が好きかな。山葵は甘みが強い部分を使用。
●六皿目
甘海老、堀川牛蒡、原木椎茸、蓮根に練乳を使ったクリームソース。トリュフの香りが凄い!複雑なお味ですが絶妙のバランス。火を通した甘海老の食感が面白い。蓮根が美味しすぎ。
●七皿目
和牛に胡瓜とかぶら。黄味酢のソースに酢橘を効かせています。海苔を散らして、これも手が込んだお料理ですね。
●八皿目
鏑と筍に松葉ガニの餡をかけたもの。個人的に焼きガニとかがメインで出てくるのは面白くないので宜しいかと。
●九皿目
お食事は筍の炊き込みご飯にふぐの身の唐揚げ。筍ご飯って美味しいけど少し物足らないので唐揚げが嬉しい。食事の前にこのまま進めても良いですかと聞かれたのでお料理の追加は可能のようです。
●デザート
苺に黒豆、ラム酒のゼリーにわらび餅、黄粉のソース。デザートまで手が込んでる。黄粉のソース最高。甘いもの好きの私も大満足。
感動と驚きを与えてくれるお店ですね。ちょっと「龍吟」に通じる。創作っぷりが半端ではありませんが、ベースはしっかり押えられている感じで間違いなく美味しいです。逆に言うとストレートを投げてこないのでメインに弱い和食というところを少し感じてしまいます。お味はかなりしっかりめ、量は比較的少なめということで、京都の割烹とはかなり違います。
お料理も良かったのですが接客も素晴らしいかなと。デザートを供されるときとお見送りにご主人が顔を出しますが、若いのに腰が低く好印象でした。再訪は確定ですが、13000円という利用しやすいコース設定は残してほしい。後、トイレが面白いので是非利用して下さい。
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