2010-10: ろくよんの食べログ

ラビラント（フレンチ）⑤ ― 2010/10/01 01:19

最近利用頻度が減ったものの、年に２回以上利用するフレンチはここくらいでしょうか。ご近所で年中無休、１２時からの通し営業と使い勝手が良いですからね。良く拝見しているブロガーさんの記事で気になるお皿を発見して、その翌日にふらっと伺いました。日曜の夜は空いていることが多く、１８時半に伺って先客は１組のみ。

それにしても、伺う度にホールの方が、また変わってますね。年配の方落ち着いた年配の方ですが、お水を注文したら、「港区のお水もありますが」とおちゃめなことを言ってきたので、スルーしてみましたｗ。

●夏野菜のテリーヌ（１７４３円）
最近は季節のテリーヌばかり注文しています。安心していただけるので。

●白レバー、ハツ、砂肝のアンディーブ包み焼き　クルミソース（２３３１円）
こちらがお目あてのお皿。内臓好きにも関らず、食べたことがなかったのは、ロニョン・ド・ヴォーのロースト、白子のソテーと連敗したため、内臓系は敬遠していました。お味が悪かったわけじゃないんですけど、とにかくヘビーだったのですよ。

ソースは濃厚ですが、こちらのお店にしては意外とベーシック？砂肝って食感は良いものの、単体で食べる分には、そんなに好きではありません。しかし、この食べ方だと力を発揮しますね。中にとろとろの卵が入っているのを知っていたので、最初は混ぜずに、途中から黄身を混ぜてまろやかに、最後は白身も加えて、味を変えながら楽しみました。

●口直し
サービスですが、最近はデフォで提供しているのかな？ジュレはレモンの皮で、ソルベはみかんを甘みが最小限に感じる程度に。青いトマトを使ったものも頂いたことがありますが、本当に口直しとして良い感じ。

●デザート＆食後の飲物
ワゴンで運ばれてきますが、日曜のせいか、タルト系が多い。その中で新顔の「松の実のタルト」とシフォンケーキを。松の実、結構入ってます。食後の飲物はコーヒーで。

●食後の飲物
サービスのハーブティーですが、半端ではなく美味しい。ほんのりとした甘みが感じられ、優しいミントの風味。聞いたら、レモングラスベースに、ペパーミント、フレッシュのスペアミントのブレンドとのこと。３杯頂きました。

パンを２個頂いて、かなり満腹です。何気に、サービスの口直しとハーブティーが最高でしたｗ。このお店は、メニューが多いので、気に入ると全て制覇したくなります。そんな初心を忘れて、前菜は季節のテリーヌばかり……。それでも、ＨＰに掲載されているメニューを見直したら、２／３くらいは食べてますね。次回からは、冒険心を持って、新しいものに挑戦していきたいと思います。

天香回味赤坂店（薬膳火鍋専門店） ― 2010/10/02 00:38

「天香回味」をチェックしてから久しいのですが、辛いものが得意なメンツが揃わずに未訪のままでした。赤坂見附でランチをとった後、別のお店へ向かう途中、たまたま「天香回味」を見つけました。チェーン店なのは知ってましたが、赤坂にもお店があったんですね。そして、ランチタイム限定メニュー「お一人様薬膳火鍋ランチ」（２６２５円）という看板を発見。ということで、日を改めて訪問。

エレベーターで３階へ。なかなか豪華な雰囲気です。１２時前の入店ですが、多分、まだお客さんはいないようです。お店の方もいなかったので、レジでベルを鳴らしますが、誰も現れず。１０回ほど鳴らして、やっと現れてご案内。う～ん、この時点で、期待できないかもな予感……。

案内されたのは、なかなか豪華な個室。注文後、間もなく鍋が運ばれ、具財と食べ方を説明してくれます。鍋の左側が辛い薬膳スープ、右側が普通の薬膳スープ、これを１：２の割合で混ぜて頂きます。辛さは、丁度良い感じですが、塩気はかなり強いですね。ちょっと薄めで頂く方が好みかも。良い頃合に、何度もスープを注ぎ足しに来てくれます。

台湾風豚そぼろご飯、又はクロレラ入り翡翠麺を選べます。薬膳スープでスープカレーのように食べたかったので、前者を選択。うん、良いですね。量も多いです。

デザートの杏仁豆腐とコーヒー。まあ、普通～。

出だしは微妙でしたが、特に接客も悪くはなく、なかなか満足できるランチでした。お肉は、もうちょっと量が欲しいところでしたが、スープを何倍も飲んだので、かなり満腹。夜も気軽に使えそうなので再訪したいと思いますが、火鍋と言えば、お気に入りのアーティスａｌａｎがお勧めする「小尾羊」も気になるところです。

♪悪人＠ＴＯＨＯシネマズ六本木 ― 2010/10/03 02:01

原作は３年以上前にハードカバーを購入したものの、しばらく放置し実際に読んだのは昨年だったと思うのでそこそこ細部のストーリーまで覚えています。人間関係に不器用な主人公という部分では理解できるものの、地方という舞台設定なので感情移入は出来ませんでした。「悪人」とは何か？色々考えさせられる陰鬱とした内容でしたが、一気読みさせる筆力はさすがかなと。

映画化に際しては深津絵里主演と聞いて楽しみにしていましたが、モントリオール国際映画祭で主演女優賞を受賞ということで期待が高まります。

以下、ネタばれ有り。注意！

上映時間は２時間２０分ほどですが、上映中客席から物音のしない重い雰囲気での鑑賞でした。原作とセットでの鑑賞がお勧めです。原作を読んでいれば小さなエピソードの意味が伝わってくるし、後から読めば新しい発見があると思います。

映画の枠なので祐一（妻夫木聡）の描写が足りず、自分勝手な弱い人間としてのみ伝わってくるのが残念。悪徳商法や母親のエピソードも浮いてる印象を受けます。原作では被害者家族・加害者家族に関る部分も丁寧に描かれています。それ故に原作の方が誰が悪人なのかを色々な側面から深く考えることが出来ます。

光代（深津絵里）も孤独な毎日の繰り返しから思いつめて出会い系へメールを送り、たまたま出会った男に運命を感じてしまうという愚かな存在なのですが、こちらは原作に忠実に感情の動きが表現されています。一時の純愛ではありますが、気持ちがストレートに伝わってきます。最後の一言にも重みがあります。

深津絵里は期待通りの演技を見せてくれましたが、前半の満島ひかりの演技も光っていました。満島ひかりと言えば１０年以上前に音楽ユニット「Ｆｏｌｄｅｒ」のメンバーとして注目していましたが、女優として力をつけてきていますね。その他俳優陣の演技も素晴らしく★４．５。

ＢＩＴＴＯ（イタリアン）⑦ ― 2010/10/04 00:22

１０月に入ってジビエも解禁。猛暑の影響で鴨はやせてるという情報も入っていますが、情報収集も兼ねて久しぶりに最寄のイタリアン「ＢＩＴＴＯ」へ伺いました。ジビエは入っているものの、試して欲しいと言う鴨があったので素直に注文。こちらのお店はお一人様ボリュームじゃないので、メインを美味しく頂ける様にいつもメイン→パスタの流れでお願いしています。

●ぶどうジュース（白）７００円

●アミューズ
トウモロコシ粉の冷たいスープ、だだちゃ豆のムース、牛のコンビーフにナシのコンポート。まだ残暑を感じさせるような、さっぱりめの３品。

●パン
いきなり６種類出てきます。赤ワイン系？のパンが美味。残した３個はお土産に。

●メイン
青森産　宮内庁御用達　銀の鴨のロースト　お好みのソースで（４３８０円）
こちらがお勧めの鴨。いつもソースは骨で取った濃いソースでいただくんですが、バルサミコベースのものにしてもらいました。「銀の鴨」は特徴としては、旨味を引き出すために一日前に氷温熟成しており、脂の融点が低くクセが少ないとのこと。

あら、とても上品で柔らかくジューシーなお肉です。美味しいとは思いますが、私には上品すぎますね。素直にもう少し臭いほうが、と伝えさせていただきました。都内で食べれるところはかなり限られているそうですし、まあ鴨の経験値は上がったので良しとします。でも、本当にクセがないので鴨が苦手な方にもお勧め出来るかも。

●パスタ
北海道産　毛ガニ・九条ネギの軽いトマトパスタソース（３１８０円＋手打ち２００円）
麺は平べったいものがお勧めと言うことなので「マルタリアーティ」で。毛ガニが半身乗っています。「かなりのボリュームに見えますが殻が多いので」と言われましたが、やっぱりボリュームすごいです。蟹を食べるのにも時間がかかるので冷めちゃうし、一人注文だとお勧めできないお皿かも。蟹食べた～という気分にはなりました。

●口直しとコーヒー
口直しのメロンのシャーベットはフレッシュでなかなか。

最後のお客となったので珍しくシェフが顔を出してくれて、ジビエ情報を色々話してくれました。既に昨シーズン食べれなかった「山鶉」が入っているようなので、ろくよんさん用に熟成させといてくれるそうです。熟成させすぎると残しちゃうお客さんが多いそうなので普通は抑えているそうです。馴染みになると加減が利いて良いですね。臭いのを期待しています♪

丹虎（ホルモン）② ― 2010/10/05 00:06

会社の同僚４人で伺って、ご飯が美味しかった！と言うことで再訪。ここ、ホルモン焼きのお店ですからね。焼かないで、ご飯だけ食べて終了～とかないですよねｗ

当日、急遽打合せが入り、私だけ４５分ほど遅れて参加。すると丁度、土鍋ごはんが運ばれて来ているではないですか。「丁度良いところに来たじゃん」と言われたものの、美味しかった「白縞調」は焼きたい！まあ、後で追加すれば良いか。とりあえずは、ご飯と一緒に食べたかった「ホルモン鉄板焼き」を注文しなきゃ。