♪映画「ノルウェイの森」@TOHOシネマズスカラ座2010/12/12 01:11

「ノルウェイの森」初日(舞台挨拶付)観てきました。

ノルウェイの森1

上映前に舞台挨拶ありました。登壇者は松山ケンイチ/菊地凛子/水原希子/玉山鉄二/トラン・アン・ユン監督、司会はフジテレビアナウンサーの阿部知代。まずは5人からご挨拶。阿部知代が玉山鉄二の紹介でカミました。玉鉄、格好良い。

続いて映画の一番印象的だったシーンを。上映前の舞台挨拶では難しい質問。監督は本日登壇していない2人の女優さん(霧島れいか、初音映莉子)のシーンをあげていました。菊地凛子の順番が回ってきて「どうしようかな」みたいな雰囲気をつくっていたら、松ケンが「言っちゃえよ、監督が気を使って他の女優のシーンを言ったんだから自分のシーンだって言っちゃえよ」、更に玉鉄が「歌っちゃえよDesire」とつっこみ今日一番の見所でした。

それにしても……実質2列目と舞台挨拶としては良席だったのですが、着いた時には私の席に女性が座っていて「席合ってますか?」と聞いたら、しばし睨んだ後渋々どいてくれました。舞台挨拶終了後飲物を買いに行き戻ると、また別の女性が座ってるし。舞台挨拶も警備の方の緊張感がハンパじゃないし、年齢層高めの女性が多い舞台挨拶は何か恐い。

ノルウェイの森2

さて、映画の方ですが正直期待していなかったためか、悪くない印象でした。映画監督・音楽を外国人に任せたと言う事で、村上作品がよりファッショナブルに仕上がったような気がします。映像はキレイです。意識的かは解りませんが、昭和の映像を描き切れないところは逆に村上作品らしさになっているように感じられます。性表現等は個人的に控えめ、R12指定にしては過激かと思われます。

キャストを見た時、松山ケンイチはイメージ的にもぴったりだと感じましたが、菊地凛子は違うよなあと感じました。しかし、菊地凛子の演技は素晴らしいので別物と考えれば問題なし。水原希子は新人でお世辞にも上手いとは言えませんが、ルックス含めて世界観的には合っていたと思います。関係ないけど、細野晴臣、高橋幸宏が出てるなら音楽は教授で良いじゃん。

お気に入り度☆☆☆★(星3.5)

以下、ネタバレ注意!

ノルウェイの森3

脚本はというと、最近原作を読んでいたから脳内補完出来た部分も少なくなく、予備知識のない人が観たら今のカットは何の意味があったんだろう?って疑問に思うはず。サブキャラの扱いが惨く、緑の父親のエピソードとか全く意味がなくなってます。レイコさんの描写も足りないし、突撃隊に至っては苦笑するしかありませんでした。ラストも軽くて、原作の意図を汲んでのものなら少し違う感じ。

原作読んでいることが前提で、原作をアレンジした映画と考えれば普通に観れるんじゃないでしょうか?私ぐらいの、とりあえず本読んでみたけどくらいのライトな方にお勧めかな。

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