♪海辺のカフカ@彩の国さいたま芸術劇場2012/05/06 00:00

村上春樹の世界的ベストセラー小説「海辺のカフカ」、遂に舞台化へ!ということで、はるばる彩の国さいたま芸術劇場。与野本町なんて駅は始めて利用します、と会場を訪れるとデジャブが・・・。よく考えると「村治佳織ギター・リサイタル」で2年半程前に訪れてました。

海辺のカフカ1

チケットの売れ行きが微妙でしたが席は埋まっている模様。客層は高めでやや女性が多いです。休憩20分を挟んで4時間の長丁場!特にお目当ての俳優が出ていない演劇は久しぶりですが、会場が暗くなった途端に落ちそうになりましたw。

以下、軽くネタバレ注意!

海辺のカフカ2

原作のカフカとナカタの平行して進むエピソードをどう表現するか?が興味深かったのですが、蜷川幸の演出が秀悦。透明の展示ケースを入れ替えることで、セットを切り替えていきます。奥行きのある舞台は、そのケースが消滅していくように見えて照明も素晴らしい。でも、3日目ということで・・・完成度は今イチだったりしますw。

キャストの方は主役カフカが柳楽優弥。初舞台となりますが良いんじゃないでしょうか?家政婦のミタで一気に知名度を上げた長谷川博巳はイエージぴったりで何気に格好良いけど、ちょい噛んでいた印象が。田中裕子、佐藤江梨子も悪くないんですが、全般村上作品のエロスが表現できていないのは舞台と言う媒体として仕方ないのかな?

一方、ナカタの方のエピソードは原作を全く損ねずイメージ通り。文句なしです。
私は原作を読んだのが1年ほど前なので、記憶に新しく結構楽しめました。さすがに原作を読まずに舞台を観た方はいないと思いますが、もしいたら結構厳しい4時間だったかもw。

海辺のカフカ3

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