エルブランシュ(フレンチ) ― 2011/04/09 00:41
お連れ様がフォアグラ好きなので「魔法のフォアグラ」が頂けるという、こちら麻布十番のフレンチ「エルブランシュ」を予約してみました。何気に3週連続でフォアグラを頂くことになります。
18時予約なので最初のお客様。ネットで予約したのですが、カウンターが空いていれば希望と書き添えておきました。果たして……店の奥まで連れて行かれカーテンを開けてオープンキッチンのあるカウンター席へご案内。笑える。カウンターは5席のみ、テーブル席×5とこじんまりとした空間です。コースはおまかせ(12000円)一本となります。さっそく「魔法のフォアグラ」(調理前)をお披露目。
●アミューズ
カブのムースにずわい蟹。自家製パンはもちもち系。
●前菜
さよりを巻いたホタテ貝の3種盛り。右上がサーモン、手前が手長えびにキャビア、左上が野菜。にんじんのムースが添えられています。見た目がキレイです。一緒に食べる食材を変えると良い感じ。
●フォアグラ
目の前の鉄板で焼かれたフォアグラを、さらにオーブンで加熱。トロトロの仕上がりですが、好みとしては「ラシェット・ブランシュ」で頂いたもののようにしっかりして口の中で初めて蕩けるタイプ。ソースは絶妙でフォアグラの人工的な臭みを感じません。
●魚料理
平目ですが分厚い!5キロ級らしい。肝の行方が気になりますが、同ビルの系列店で燻製にされたようです。ベースはフレンチらしいバターソース。平目の下にエシャロット?えんどう豆のソースにピーツが添えられています。普通に美味しい。
●肉料理
シャラン産の窒息鴨。ジューシーで美味しい鴨ですね。ソースはハチミツのエビス風味ですが控えめな甘さでスパイスが効いた大人のお味。ジャガイモとビーツ?で作られた添え物も上品です。
●デザート①
アールグレイのクレームブリュレ。オレンジの皮とレモンの酸味で濃厚ながらもあっさりと頂けます。
●デザート②
桜の風味を利かせた春らしいブラマンジュ。さくらんぼのコンポートにキャラメルアイスが。美味しくてキレイですが、この器食べにくいw。順序的には②→①の方が食後感が良いと思うけど、見た目だとこの流れか。
●食後の飲物
オリジナルハーブティー。レモンバームがベースの上品な香り。小菓子はチョコ2種にフィナンシェ。
フォアグラは期待しすぎたためか個人的には普通でしたが、この価格帯のお料理としてはまずまずといったところでしょうか。カウンターでオープンキッチンを眺めながら頂く食事も楽しく、+αの要素を含めると満足度はなかなかです。本日のコース内容は始めてのお客さん用の基本構成らしい。再訪時は変えてくるようですが、おまかせ1本で価格帯を考えると頻繁な利用は難しいのかな。
初めてのお客さんはテーブルを希望されることが多いそうですが、カウンターの方がネタ的にも面白いですよ。但し、フォアグラ×4一気に調理すると少し煙が蔓延するのでご注意を。
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