BITTO(イタリアン)⑩ ― 2010/11/15 01:27
新規開拓を怠っております。土曜日に伺おうと思ったのですが満席ということで本日伺いました。正確には満席ではなかったようですが「皿出しが遅くなりますが……」とお気遣い頂きました。

●アミューズ
冷たいアボカドのスープ、パプリカの茶碗蒸し風、聖護院かぶらと鳥のレバーのパテ。前回の記事でも書きましたが、お客さんに合わせて毎回違うものを出しているようです。手を抜きませんね。

●パン
パンも何気に毎回少しづつ変えています。葡萄のパンは初めてかな?

●パスタ
ウニを頂きたかったのですが高くて仕入れなかったそうで。入っても人気があるので売り切れてしまうことが多いそうです。

しかし希少な「えんざら(クロシビカマス)」があるそうなので、茸や銀杏などと一緒にオリーヴオイルベースのシンプルなソースで。麺はストロッツァプレーティ。手でよじったものなので一本の麺でも部分的に食感が違います。「えんざら」は脂が乗ってなかなか美味。茸は十数種類使っているそうです。葛とかも使ってるらしい。こちらのパスタは具沢山でピアットウニコの満足感。

●メイン
お店のブログも始めてジビエに力を入れていくことをアピールしています。熟成は段階に分けて初心者でも食べやすいもの・私のように臭いのが大好きな人用と揃えているようです。本日もジビエ序盤のラインアップでキジ、雷鳥、山ウズラ、山鳩。こちらで頂いたことのない茨城県産雌のキジをチョイス。

3週間ほど熟成させているそうですが、予想通りキジは淡白で臭さが物足りません。本日は蜂蜜味の樹液と粒マスタード、オレンジのソースにしてみたので、骨から取った出汁のスープが別についてきました。おまけなんですが美味い!キジのスープは好きだけど、これだけ濃厚なものは頂いたことがない。
●口直しと食後の飲物
ココナッツの繊維を残したままのパンナコッタとコーヒー。

食後にシェフとお話しましたが料理に関してはかなり拘ってます。と言うか拘り過ぎかも。それが最大の特徴で気に入ってるところで嬉しいんですけど。客としては文句が無いんですが、オーナーだったら心配ですw。日曜~火曜の夜はなかなか席が埋まらないようですが、私が当日予約を取りにくくならない程度には流行って欲しいものです。次回はジビエ中盤戦、鴨狙いで伺いたいと思います。
最近のコメント