厲家菜(北京料理)2010/05/19 00:15

こちらは六本木ヒルズが出来た時に、超高級店として話題となりましたが、超高額店だろうと思い敬遠していました。その後、価格帯を下げたことも知っていましたが足が向かず。この日も遅いランチを「竹やぶ」(蕎麦)で頂こうと思っていたのですが、「厲家菜」の前を通り過ぎると、「北京定食」(1700円)の看板が目に入って来ました。この金額なら、試しても損はないかなと入店。

厲家菜①

通された部屋は2卓のみ。(先に食事をしていたお客様は途中で食べ終わったので、後半は貸しきりな感じでお得感たっぷり)棚には白い陶器が並び、中国の音楽が邪魔にならない程度のボリュームで流れ、高級店らしい落ち着いた雰囲気。

厲家菜④

前菜4皿・主菜・スープ・ご飯がワンプレートで、食後にデザートが運ばれてきます。

●前菜4皿
・豚肉の燻製 ビーツで付けてるらしい
・茄子の漬物
・鶏肉と胡瓜の胡麻和え
・海老のすり身揚げ
どれも一口、二口のボリュームですが、丁寧につくられており、上品な味わい。

●主菜
・鱈の揚物 スパイス醤油ソース または 海老と卵白の炒め物
前者を選択。スパイスは控えめで、ソースはご飯に合います。お料理としては、1700円ですから、これが限界かなと言う内容。

厲家菜②

ご飯は柔らか目ですが、なかなか美味しい。お替り自由みたいです。スープは冬瓜と豚肉のすり身で、最小限の味付け。かなり好みです。デザートに花を使ったソース。甘さ控えめは良いのですが、ちょっと物足らないかも。

良い意味で全体的に淡白で、思ってたよりずっと真摯に料理に取り組んでいると言う印象。ラストオーダーぎりぎりということで、他のお客さんがいなかったためか、接客も完璧。定食ですが料理の説明が丁寧で、隠しカメラがあるのかというタイミングで、お茶の継ぎ足し。もう少し色々食べてみたいので、次回もランチでコース(6300円~)を試してみたいと思います。

厲家菜③

中華のサービスランチは質が落ちることが多いのですが、こちらは、また来てもらうための内容になっていると感じます。賛否両論あるお店ですが、1700円でミシュラン★を体験したい方には「北京定食」超勧め。